4.『灯り』 解説

生活の近代化

 大正期は大きな変化の時代だった。

 開拓の槌音も一段落し、気候や度々の洪水にもめげず精力的に農業に取り組んだおかげで、耕作面積はやがてピークに達しようとさえしていた。

 一方で近代化の波が押し寄せてくる。洋装もある程度一般的になり、鉄道が動脈を形成して産業構造が変貌するなど、日常生活と身近なところに如実な変化があった。

 この中で大正10年ころから市街地を中心に電気が家庭に入ったことは、人々の生活に直接大きな影響を与えた。ランプの揺らぐ人は全く異なる光の中で、人々は食事や語らいにも明るさを得て、近代的な生活の心地良さを知ったのだ。

 それはまた、雑誌や新聞の購読をうながす契機とも成り、鉄道がもたらした交流とあいまって都市文化を意識するきっかけともなった。

 とはいえ、大正期中に電灯が輝いたのは一部。山間部にはなかなか延びず、最も遅い地区では、実に昭和40年代まで待たなければならなかったのである。

 だが多くの少年少女達が、見聞きする電灯に不思議を感じ、科学に目覚めたこともまた事実である。

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