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「松前神楽」が重要無形民俗文化財に指定されました

 

 文化財保護法(昭和25年法律第214号)第78条第1項及び第109条第1項の規定により、

「松前神楽」が平成30年3月8日付けで重要無形民俗文化財に指定されました。

 

【文化財の概要】

  

種別
重要無形民俗文化財
名称
松前神楽(まつまえかぐら)
所在地
函館市、小樽市、北斗市、松前町、福島町、知内町、木古内町、七飯町、鹿部町、森町、長万部町、今金町、せたな町、島牧村、寿都町、黒松内町、蘭越町、喜茂別町、京極町、倶知安町、共和町、岩内町、泊村、神恵内村、仁木町、小平町
保護団体
松前神楽北海道連合保存会、松前神楽函館連合保存会、松前神楽小樽ブロック保存会、松前神楽松前ブロック連合保存会、福島町松前神楽保存会
指定の理由
(特色・説明)
特色
 「松前神楽」は、採物舞(とりものまい)、巫女舞(みこまい)、湯立神事(ゆたてしんじ)、獅子舞を揃って伝承する稀有な神楽である。神職による神楽には伝承例の少ない『千歳(せんざい)』『翁(おきな)』『三番叟(さんばそう)』を伝える点にも特色がある。また、演目や芸態等に東北地方の諸神楽との関連もうかがわせる。このように「松前神楽」は芸能の変遷過程を示し、地域的特色を示して特に重要である。
 
説明
 「松前神楽」は、主に北海道南部で神職が中心となって伝承する神楽である。直面(ひためん)の採物舞をはじめ、巫女舞、湯立神事、獅子舞、さらに仮面の翁舞等、多彩な演目を伝え、太鼓や竜笛(りゅうてき)、手平鉦(てびらがね)の演奏にのせ、一間四方を舞の場として演じられる。
 「松前神楽」の起源は明らかではないが、延宝2年(1674)に初めて福山城内で湯立神楽が行われたとの記録があり、また、松前藩主が寄進した獅子頭も現存する。このように「松前神楽」は松前藩との深い関わりのもとで行われていたが、現在では、渡島地方を中心に、檜山地方や後志地方、さらに留萌地方の小平町にも伝承され、各地の約120に及ぶ神社の例祭や新年祭、船魂祭(ふなだまさい)等において神社拝殿で演じられるほか、厄除け祈願や新築祝い等の依頼に応じて個人宅でも行われる。また、新年の門祓い(かどばらい)として地区の家々を巡って獅子を舞わすこともある。
 
指定年月日
平成30年3月8日(文部科学省告示第43号)
 
鈴上舞(すずあげまい)
荒馬舞(あらうままい)
二羽散米舞(にわさごまい)
注連引き舞(しめひきまい)
翁舞(おきなまい)
三番叟(さんばそう)
獅子五方の舞(ししごほうのまい)